常盤アパートメント計画

埼玉県さいたま市

延床面積
構造・階数
1,080.08㎡
RC造・5階建て
用途
共同住宅
その他
建築:平野崇 秋山悠里/機械設備:丸山智弘 松嶋海翔/電気設備:小島輝彦 三浦恭嵩

埼玉県立近代美術館(黒川紀章設計)の森を抜けた閑静な住宅地に計画された17戸の共同住宅である。RC造の外断熱を採用し、森の緑の補色となる色を利用しながらボリュームをいくつかに分割することで複雑な外観をつくりだした。一方でテラス部分では躯体のフレームを表わし、埼玉県立近代美術館のエントランスのフレームとの親和性をつくっている。建物の平面は「田」の字型に住戸を配置し、「十」字型に共用部を設け、各階の4住戸すべてが2面の外気に面するようにしている。十字型はオフセットされて、住戸内の水回りスペースに充てられ、サーブドスペースとサーバンドスペースと明快にし、サーブドスペースが都市へと繋がる構成とした。