長唄劇場 鶴めいホール

東京都千代田区

2023/04

延床面積
構造・階数
236㎡
RC造・4階建て
用途
劇場

伝統芸能に特化した小さな劇場である。築50年の事務所ビルを、床を解体して大きな吹抜をつくり、既存の開口部は耐震補強を行い遮音壁とすることで、都心の雑踏の中でも生音による良質な演奏が可能な劇場として改修した。劇場は舞台を隅角部に置くことで斜めから観る視点が生まれ、小さな空間ながらも実際以上の広がりが感じられる。「伝統芸能のもとに人々が集う」というイメージが、江戸の文化薫る九段下で空間のカタチとなって現れている。